あさのひとりごと

3日坊主にならないように、全力を尽くします。 記事は個人のひとりごとです。所属する組織の意見を代表するほど、仕事熱心じゃないです。

「プログラマのためのGoogle Cloud Platform入門」が発売されます。

翔泳社より、表題の書籍が出版されることになりました。
監修であり共著者の中井さんを始めとして、執筆にご協力いただいた方々に改めてお礼を申し上げます。

本書では、Google Compute Engine、Google Container Engine、Google App Engineを中心としたGCPの主要サービスを用いて、最適なアプリケーションアーキテクチャーを実現する方法を具体的なサンプルアプリケーションを使って説明しています。

特に、GCPを利用する上で理解しておきたいインフラの基礎技術についても解説が加えられていますので、GCPを通してインフラ技術の基礎を習得したいという方におすすめな入門書となっています。

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技術の進化はとても早く、流行とともに忘れ去られるものもたくさんあります。
しかし、時が経っても大きく変わらないものもあります。

本書にまとめた、インフラ技術の基礎は
私が、新卒のころに担当していたオンプレミスの大規模基盤構築プロジェクトで
先輩エンジニアの皆さんから教えていただいたことをベースに書いています。

非常に厳しいプロジェクトでしたが、とりわけ出来の悪かった私に
基礎をていねいに体系立てて指導してくださった先輩方のおかげで、今の私があると思っています。



私は、出産と子育てで約8年間もの長い間、IT業界からは離れていましたが、
2016年の中頃、子育てがひと段落したので、ふたたびSIに携わりたいと思い、現職につきました。

私が育児で現場を離れている間、クラウドや仮想化、大規模分散システムなど
インフラストラクチャを構成する技術要素は大きく変わりました。

そんな中、オンプレミスで止まってしまっている私の知識と経験を十分知ったうえで
「一緒に本を書こう!」と声をかけてくださった、中井さんへの感謝は、、、、言葉にはできないものがあります。

いかに本質的なものを学ぶことが大事か、を
中井さんの圧倒的に高い技術力をベースにして、たくさん教えていただきました。




クビを覚悟のうえで。

私は、ものづくりが好きです。

刻々と変化する時代に合わせ、顧客のビジネスニーズに応じて、顧客と一緒にシステムを作る、というのは
非常にエキサイティングな仕事です。
それが大規模な社会基盤であったり、ミッションクリティカルであるほど、やりがいも大きくなるものです。
再就職にあたり、プライムベンダーに身を置いたのは、顧客に近い位置でものづくりに携わりたかったからです。

しかし、今日のSIの現状は、エンジニアが楽しんで、より良いものをつくろう!という
モチベーションで仕事ができない環境が多いのではないかと感じています。

そのような現状を打破し
新しい技術や開発手法にチャレンジして、イノベーションを起こすには
エンジニア自らがさまざまなことを学び続け、環境を変える以外に選択肢はないのかなと思っています。

しかし、ただやみくもに技術トレンドを追うだけではいけません。
型破りな人間になるためには、破るべき型がなになのかを知らなければなりません。

本書は、そんな若いエンジニアの皆さんのはじめの一歩を踏み出す手助けになればいいな!と思って書きました。
そして、またいつかエンジニアになりたいな、と思っている私自身にむけても。

おわり



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Share My World (Mary J. Blige) 1997.04.22

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Don't you leave
Promise I'll be here
Whenever you need me near

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